私は40代になりました。
40代になって、自分のこれからの人生がどうなるか、すこしずつ見通せるようになってきました。
その見通しは自分の希望とはかけ離れているところもあり、寂しいような、むなしいような気持ちにもなります…
でもどこか冷静だったり。
夢や希望も若い頃とは変わってきました。
若い時の自分だったら信じられないような思いや考えも出てきています。
老いを感じることもあります。
これからをどう生きていこう。
時々、ふと考えることがあります。
40代で訪れる中年の危機(ミッドライフ・クライシス)
一般的に40~50歳は、人生においての中年の危機(ミッドライフ・クライシス)が訪れるといわれていますね。
「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」とは
人生の中頃に、自分の人生について問い直さずにはいられなくなる、アイデンティティの不安な状態のことを指します。
人生の折り返しを意識するんですね。
経験の棚卸しおこない、今までの人生を再構築するタイミングです。
思春期には、「自分が何者なのか」という葛藤が生まれますが、中年の危機でも同じようなことが起こることから、別名「第二の思春期」とも呼ばれています。
再度、自分自身が何者なのか、自分の生き方はこれでいいのか、問いかけることになります。
まさに今、こんなふうに感じています。
思春期、モラトリアム(社会人になるまでの時間)もくるしかったですが、また苦しむことになるのね…
思い浮かぶ挫折や後悔の数々・・・
思えばこれまでの人生、うまくいったこともありますが、挫折や後悔の連続でした。
あの選択をしていれば…
もっと情報を集めていれば…
あそこに受かっていれば…
あれをやっていなければ…
優先するもの、大事なものの基準が、今と違ったんだよな。
そう分かってはいるけど、苦い思い出です。
そのおかげで人の痛みやつらさに前より思いをはせられるようになったのかな…
挫折や後悔ばかりの人生。
だけど、これからの人生、やっぱり希望をもって生きていきたい、と思っています。
そんな時読んだ本「40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために」という本。
40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために【電子書籍】[ 松浦弥太郎(2012)PHP研究所 ]
この本の中にグッときた章がありました。
それは、なにがあっても「弱者」にならない の章でした。
なにがあっても「弱者」にならない。弱者とはすべてを人のせいにすること。
僕は、どんなことがあろうと弱者にはなるまいと決めています。
弱者の立場におさまると、なに一つできなくなります。
弱者については、これまでの本でも折にふれて書いてきました。
自分の弱さを振りかざし、すべてを人のせい、社会のせいにするのが弱者です。
年齢を重ねると、しっかりしていたはずの人でさえずるずると弱者の側に流れてしまうので、より注意したいと思っています。
政治や社会のシステムを恨んで、「もう、どうやったって認められない」「人生は良くならない」とあきらめるのではなく、何歳になってもチャレンジを続ける。
成功する確率が低くなっても、ひるまずにテーブルにつく。
弱者は試合すら放棄している悲しい存在ですが、敗者はとてもすてきだと僕は思っています。
負けたとは、チャレンジをし、勝負をした証なのですから。
松浦弥太郎(2012),40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために(P176),PHP出版
成功する確率は低いかもしれない。
でも試合は放棄しない。
人のせいにして、批判ばかりをしない。
これを読んで、グッと気持ちを強くもちました。
チャレンジをする。
行動をする。
やってみる。
この気持ちは持っていようと思います。
40代もがんばって生きるぞ
自分で感じるんですよね。。
前より流されそうになっている自分がいること。
社会のルール、暗黙の了解や常識に打ちのめされ、若い頃の夢や正義感がうすれていっていること。
それは、自分を知ったからと同時に、周りの人を知ったからだと思います。
決して悲しいことではないと、今は思えるのですが、若い頃は分からなかったと思います。
世間・社会と自分とのギャップをどう変化させて、適応させていくか。
むずかしいですね。
大人って、たいへんですね笑
だけどがんばっていきますよ!
ちょっとぐらい無理する方がハリが出るってもんです。
みなさんは自分の年齢とどう向き合っていますか?
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。