人それぞれ、という言葉を、それまで深く考えずに使っていました。
人それぞれ、というと、お互いを尊重し合っているようなニュアンスが感じられます。
人に配慮した言葉だと思っていました。
ですが今は、その考えが変わりました。
必要な場面では、自分の意見を根拠づけて主張しなくては!という思いをもつようになりました。
そうでないと生きづらい社会になってしまう、という危機感をもつようになったからなんです。
きっかけは、レポートの書き方の本を読んだことでした。
文章がうまくなりたくて、レポートの書き方の本を読んだ時のことです。
人それぞれという言葉について、下記のリスクを知りました。
自己責任論に結び付きやすく、弱者切り捨てにつながりやすい。
一見相手を尊重すると見せかけて、相手の意見をよく聞かずに体よく切り捨てる言葉
自分の意見を根拠づけて主張するという、骨の折れる作業をしないで済ませてしまう言葉
そうした社会は大多数の弱者にとって、たいへん生きにくい社会になってしまう
とも、書かれていました。
そこで初めて気付きました。
自分の意見を根拠立てて主張できないことは、かなりリスキーだということに。
もし、誰か強者が現れて、有無を言わさず物事を変えていってしまって、社会や国が悲観的に変わってしまうようなことがあったなら…
それを「NO」だと、根拠立てて主張できないのであれば、太刀打ちできません。
考えは人それぞれだと言って話を終わらせると、現状は何も変わりません。
相手と分かり合えることもないし、相手を本当の意味で理解もできません。
身近な仲間と、協力し合うこともできません。
これは、、まずくないでしょうか。
根拠立てて主張することはつまり、自分や人や社会を守ること、つながりを深めることにもなるのだと感じました。
自分の意見を根拠立てて主張すると、意識することから始める。
普段から、人それぞれの考えがくせになると、根拠立てて主張する力はなかなか身に付きません。
まずは、必要な時は、自分の意見を根拠づけて主張するのだ!と意識をしようと思います。
力を磨くには、レポートを書くのが良さそうです。
社会人になるとなかなか書けませんが、レポート関連の書籍は今後も読みたいと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。