もう7.8年以上前になります。

 

JR四ツ谷駅から歩いて数分、とあるレストランに行ったのは。

 

素敵な雰囲気の建物でした。

 

ここだけ違う時間が流れていそうなたたずまい。忘れられません。

 

そのお店の名前はオテル・ドゥ・ミクニ(お店のHP)

 

三國清三(みくにきよみ)シェフのレストランでした。

 

食通の友人がランチを予約してくれたのです。

 

予約の当日は大雪。

 

私は行くことにめげそうになっていました。

 

キャンセルという言葉が頭をよぎりましたが、友人に

 

「もったいない!オテル・ドゥ・ミクニだよ!?」と叱られたものです笑




あたたかく、おいしく、ゆったりしていた。至福の思い出です。

寒さと雪の中、やっとたどり着いたお店。

 

中も広くて、席もゆったりしていて、素敵な雰囲気。

 

こんな素敵なレストランあるんだなと思いました。

 

働いているシェフたちが見えるのもよかったです。

 

その後は夢中で料理を頂きました。

 

あたたかくて、おいしい。

 

夢かと思うほどゆったりと心地いい雰囲気でした。

 

外は大雪なんてことも忘れるぐらい。

 

よき思い出です。

 

私自身で写真を残していなかったのが、なんとも残念…

※お借りした写真で思い出す雰囲気

東洋経済ONLINE フレンチの巨匠が「スーパーの食材」で作る深い訳 三國清三シェフ「料理人人生に"置き忘れたもの\"」

とあるテレビでオテル・ドゥ・ミクニの閉店を知る

先日、Mr.サンデーというテレビを見ていました。

 

そこでオテル・ドゥ・ミクニが2022年の年末に閉店したことを知ります。

 

もうあのお店には行けないんだ…

 

ショックでした。

 

閉店情報とあわせて、三國シェフの人生についても紹介していました。

 

そこで、三國シェフのドラマチックな人生を知ることになります。

三國シェフの人生を知り衝撃を受ける

三國シェフ、すごい人なのは言うまでもないのですが、その人生が本当に色濃いのです。

 

北海道の貧しい漁師の子として生まれ、家の事情で中卒で働きながら進んでいった料理の道。

 

幾度となく立ちはだかる壁。

 

それを、三國シェフの持つ根性、努力、強い信念、人なつこさで突破口をひらいていったのでした。

 

とくに、鍋磨きへの姿勢が印象的です。

 

雑用だと呼ばれる鍋磨きを、自分から探して、やりとげる。

 

この思いと姿勢こそが、今の三國シェフの原点とも言えるもの。

 

三國シェフの人生の中でも象徴的です。

 

節目節目で出会うキーパーソンたちとの関係も印象的でした。

 

もっと知りたくて、三國シェフ自伝の本も買いました。

 

その名も「三流シェフ」。

三流シェフ [ 三國 清三 ]

おもしろさのあまりに一気読みです!

雑用こそ人生の突破口だ。

しみます…

 

三國シェフの人生、色濃くて、すごすぎました。

 

気になる方はぜひ読んでみて下さい!

三國シェフから学ぶ人生の教訓。

三國シェフの記した数々の言葉に、胸が熱くなりました。

 

いくつかまとめてみましたよ。

大波は真正面から受け止めろ!

三國シェフが、漁師であるお父様から教えられた言葉。

「大波が来たら逃げるな。船の真正面からぶつかってけ」
逃げようとして、波を横腹に受ければ船は沈む。大波が来たら、舳先(へさき)を真っ直ぐ波に向けて思い切り漕ぐしかない、と。

三國清三(2022)三流シェフ(P35) 幻冬舎

大波が来たら逃げてはいけない。

 

真正面から挑んでいくことこそが、自分の力となるんですね。

 

人生にはたくさんの大波が来ます。

 

人生の大波が来たら思い出したい言葉です。

人づきあいの秘訣はニコニコ笑いながら遠慮なく近づくこと。

人づきあいの秘訣はニコニコ笑いながら遠慮なく近づくこと。窮鳥懐に入れば猟師も殺さず。懐に入るのはぼくの特技だ。人が大好きだから。そして人は、自分を好きな人を好きになる。子どもの頃からその調子で、誰とでもすぐ仲良しになれた。

三國清三(2022)三流シェフ(P88) 幻冬舎

三國シェフのこの感じがうらやましく印象に残りました。

 

誰からニコニコしながら自分のところに来てくれたら、素直にうれしいですもんね。

 

私は人と話す時、考えすぎたり、遠慮してしまうことが多々あります。

 

ちょっとずつ三國シェフのように出来るといいなと思います。

自分の中での挑戦はやめたくないと思う。

オテル・ドゥ・ミクニでのランチ。

 

私の人生を彩る思い出のひとつです。

 

自伝「三流シェフ」もとても面白かったです。

 

三國シェフは、3年後70歳になる年に新しいお店「三國」をオープンを考えているそう。

 

まだまだシェフは挑戦するのですね。

 

三國シェフのように生きることはできませんが、私なりに挑戦をやめたくないと思いました。

 

人と比べなくていいから、どんなに小さなことでも、誰かに笑われるようなことでも。

 

自分の中での挑戦をし続けよう。

 

そんな思いです。

 

「三流シェフ」を読んだ思いとして記しておきます。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。





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