
夫とよくケンカをしています。
特に結婚してから最初の3年ぐらいはよくケンカしました。
ケンカの原因はいろいろです。
原因のひとつに、食べものや食事に対する価値観の違いがありました。
食の好みの違いってなかなか埋まらないし、変えられないと思います。
そのためおたがいが自分の意見をゆずりにくく、ケンカになることがけっこう多かったんです。
夫婦それぞれの食の特徴
それぞれの特徴をざっくりまとめてみました。
夫
肉、麺が好き。肉は特にかたまりが好き(ステーキ系)。野菜は食べなくてもいい。
健康的でなくても好きなものを食べ続けたい。
すぐにおなかが減る。
おなかが減った状態ががまんできない。イライラして動けなくなるから、作るのも食べるのもスピード重視。
私
肉も好きだけど、野菜もしっかり食べたい。味噌汁飲みたいこと多。
好きなものでも食べすぎてると思ったら控えてバランスをとりたい。
おなかが減ってもある程度がまんできる。
ちょっと時間がかかったとしても、なるべく健康的な食事を用意したい。
なんで結婚したのだろう?というぐらい、わりと違います。
それまでの晩ごはん体制
それまで我が家は、晩ごはんを交代制で作っていました。
その日どんな食事になるかは作る人が決めること。
作ってもらう側は自分の希望がかなわなくてもおとなしく食べていたんです。
作ってもらっている身なので文句は言えない…という感じでした。
少しずつそういうことが積み重なっておたがいストレスがたまっていんだろうと思います。
たまったストレスでケンカする、みたいな。
※ちなみに食の好みのちがいはケンカを重ねることで徐々にわかってきた感じです。
ここまで来るのに時間がかかりました…
週に1日、自分で自分の晩ごはんを作る日をつくった
ある日、また食事のことでケンカになった時のこと。
投げやりな話し合いの結果、週に1日、自分で自分の晩ごはんを作る日を設定することになったんです。
その日は、自分の食べたい夜ごはんを自由に食べる。
通称「べつべつの日(べつべつに晩ごはんを食べる日)」と呼ぶことにしました。
これが思った以上に効果的でした。
食事でケンカすることが激減したんです。
一緒に暮らしていても別メニューを食べてもいいんだと気付いた
べつべつの日ができてから、あることに気付きました。
それは
一緒に暮らしていても別メニューを食べてもいいんだ
ということ。
夫のほうが特にしみじみとかみしめていました。
一緒に暮らしていてもこんな日があっていいんだと、おたがいがすこし自由になれた気がします。
なぜか一緒に食べなきゃって思っていたんですね。
食べたいものを食べることが大事
べつべつの日、夫はとても楽しそうです笑
スーパーに必ず寄って「今日は何を食べようかな~」と商品を物色しています笑
ちなみにある日のべつべつの日の夫のメニューは、
ビール
半額セールのお刺身
鶏の唐揚げ
カップ焼きそば
ちなみに私のメニューは
納豆ご飯
味噌汁
ぬか漬け
お互いの好みがよく出ています笑
夫の好みからしたら、私の食べているメニューが晩ごはんに出ると、なんかちょっとテンション上がらないんだろうなと思います笑
夫の食事は偏っているように見えて不健康だと思うこともあるのですが、週1ならまあいいかと思っています。
夫本人も、自分のチョイスで食べ続けるのはまずいという意識はあるようですし。
何より夫がとても楽しそうです。
私自身も、自分の好きなメニューを自分のために作ることが楽しい。
たまには夜にパンが食べたかったり、ヨーグルトで済ませたりしたいこともあるからよかったです(夫はこんなメニューでは腹がふくれんと言うことでしょう)
ケンカばっかりの時より全然いいです!
食べたいものを食べるって大事なんだなと思いました。
我が家のかたちで食を楽しんでいこう
こんな感じで「べつべつの日」が定着した我が家です。
週1でしたが、けっこういいので、最近は状況によってべつべつの日の頻度が増えてきています。
おたがいの食べているものを見て「すこしちょうだい」となることもあります。
食べれるメニューが増えるという点でも楽しいです。
こんなふうに我が家の食のかたちが出来ていくのかなと思います。