私は学生時代、歴史にどうしても興味が持てませんでした。
そんな私が30代後半にして初めて歴史に興味をもつことができました。
きっかけは大河ドラマ「晴天を衝け」。
若い頃はいくら歴史は面白いと言われてもまるで響きませんでしたので、なぜ今なんだと不思議です。
歴史を知ってから
政治に興味がわいた
長期的、客観的に物事を見る視点が出てきた
人間関係の立ち回りの勉強になっている
などのメリットを感じています。
もっと早く興味を持てていたらと思うほどです。
歴史を「自分事」として捉えられるようになり、政治にも興味がわいた。
以前は歴史が自分に関係しているものだと思えませんでした。
ですが今は違います。
歴史を自分に関係することだと捉えられるようになりました。
先人たちの、様々な苦労と戦いの結果、今のこの住みやすい状況が出来ているんだと感じています。
例えば、今の環境、社会、法律、制度、保険などです。
享受しているもの全てですね。
そしてこの状況は、ぼーっとしていたら奪われてしまう可能性だってあるのだと理解しました。
「当たり前のものではない」と気付いたら守らなきゃとも思うようになりました。
当たり前だと思っているものを守るために、政治に興味を持つ必要があると感じています。
長期的、客観的に物事を見る視点が出てきた
歴史を学ぶことで、何事も通過点であり変化の途中なのだと気付くことが出来ました。
例えばもし、今の状況に不満があったとしても今の状況がずっとそのまま続くわけではないのです。
それゆえ、いい面は守る努力をしなければ続きませんし、不満がある面は変える努力をすれば変わる可能性があります。
こう考えると、今を嘆くだけではなく長期の視点で考えることができるようになりました。
この辺の感覚は、心を落ち着ける時に使う「諸行無常」の視点と少し似ていると感じます。
人間関係の立ち回りの勉強になる
歴史を見ると、人間関係だいたい色々あります笑
思惑、駆け引き、その他もろもろが行き交っています。
現代社会と同じ。
物事や事件のきっかけの多くは人間関係なのですね。
一例ですが、相関図に焦点を当てて歴史をみてみるのもひとつの見方かと思います。
また、皆、大きな声で教えてはくれような考えについても学べます。
例えば、宗教や上下関係、身分の違い、男とは女とはこうあるべきみたいな、暗黙の決まりのこと。
一般的な考えが分かると、世間的にはこう思われることが多いのだなと周りの考えの予測が出来ます。
さらには、世界の国々は、日本をどう見ているのか、日本と世界の関係についても考えさせられます。
友好的ではない場合だって往々にしてあります。
日本の立場が弱くならないように意識して立ち回り方を考えるのにも役立ちそうです。
視野が広くなった
歴史を知ると、どんな人でも、信念、立場、守る人など、様々なものを背負って事情があるのだと分かります。
例えば、悪い人だと思っていても、角度を変えればそうではないというようなことが多々あります。
そういった意味で視点を広く持つことができました。
時代や状況を見る時にもこの広い視点が役立ちます。
今の時代も不満がたくさんありますが、これまでの歴史を思えばよくなった点も色々あるはずです。
戦を強いられることは少なくとも今はないですし、食べ物が買えたり、インフラが整っていたり、倫理観も養われてきました、医療保険もできました。
逆もまたしかりです。
この視点を今に生かすならば、
視点を広く持つことが出来れば、心の揺れを抑えられ、冷静になれます。
そうすれば、俯瞰する気持ちが手に入ります。
色々な切り口で物事を捉えられれば、その分ヒントもたくさんつかめます。
現代を生きていくうえで必要な力のように思います。
思い切って歴史を学ぶ扉をあけて良かった
歴史嫌いな私でしたが、大河ドラマ「晴天を衝け」をきっかけに心境に変化がありました。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。