学生時代のアルバイトのことを大人になった今も思い出すことがあります。
私が経験したアルバイトはほぼ飲食店です。
「アルバイトといえば飲食店でしょ」と当時は思っていたんですよね。
皿洗いやホールをやってました。
チームの一員として仕事している感じが楽しかったな。
時々ものすごくなつかしくなります。
チームの一員として仕事している感じが楽しかった
チームの一員として仕事している感じは、
言いかえると、個々の動きのハグルマがカチッとはまる瞬間と言ったらいいんでしょうか。
例えば、お店が混んでいる時。
食べ終わり席を立つお客さんがいれば、レジに行く子がいる。
おぼんをもってお皿を下げに向かう子がいる。
お皿は一人では下げきれない量だった!
すると、他の子が大きなおぼんを持ってすぐさまかけつける。
さらに料理を運び終わった他の子もきて、テーブルをキレイに拭きあげ、先の2人が下げきれなかった残りのお皿も一緒に下げていく。
レジを終えた子がそのテーブルに次のお客さんをすぐに案内する。
こんな一連の流れ。
こんな体験の中にいられた瞬間、自分も役に立ててる!と思えて楽しかったのです。
チームが苦手な自分でもチームの一員になれたというよろこび
はじめからこういう感じができたわけではなくて
リーダーにいろいろ叱られて、できるようになったんでした。
「何かをしにいったら、その動きを無駄にせず他のこともやって帰ってきなさい」
「全体を把握しなさい」
意識して続けるうちにそれなりにできるようになりました。
その結果、先ほどのような経験ができる瞬間が増えていきました。
自分も役に立てたという気持ちがうれしかったです。
疲れた体でバイトたのしかったなと思いながら帰宅する感じ、なつかしい。
夫婦二人暮らしのなかにも似たようなよろこびがある
今夫婦ふたり暮らしの中で、こんなようなチームとして仕事している感じを味わえることがあります。
家事や、やらなければならないことを、頑張って手分けしてできた時、やったー!と思えます。
おたがい苦手なこともある中ちからを合わせてがんばったよねと、いたわりあえたりして。
普段はケンカばかりで意見もあわない夫ですがこんな時は夫婦もわるくないかと思います。
食のそばの雰囲気を、思い出す
飲食店のアルバイトで、お店と食にかかわる人たちの雰囲気を知れてよかったです。
食事のそばにいることが、楽しかったのです。
食材を切る音、ぐつぐつしたお鍋からでる水蒸気、
たくさんならんだグラス、料理のいいにおい。
あついものはちゃんとアツアツで、冷たいものはちゃんとヒエヒエ。
食事したお客さんのくつろぐ様子、
一日のおわりの片づけ、消灯する店内。
どれも良かったな。
今は便利な機械があるから飲食店バイトの様子も変わっているのかしら。
そんなふうにアルバイトの様子を思い出しながらやる家事… 料理… 皿洗い…
いつもよりもはかどってできたわ、となればいいんですが、出来ないですね笑
料理も、お皿洗うのも、たいへんです笑
とはいえアルバイトには、あの頃だからこそ感じられたことがありました。
このままの心で、学生時代に戻れたらいいですね。
もし戻れるのなら、アルバイトの時間をもっと大事にかみしめたいなと思う今日この頃です。