自分は傷つきやすいタイプだと思います。
自分の身に起こったことで自分は傷ついていると思っていましたが、その意識が少しずつ変わってきています。
きっかけになった言葉がありました。
それは、
私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。
スティーブン・R・コヴィー(2013), 完訳 7つの習慣(P84),キングベアー出版
という言葉です。
「傷つく」のは自分が傷つくと選んでいるからだ という意味で捉えています。
最初は受け入れにくい考えだなと思っていました。
ですが今は、そう考えることで前に進める時もあるなと思うことがあります。
そんなわけで、傷ついたと思った時は上記の言葉を時々思い出すようになりました。
「傷つく」ことを自分が選んでいる
それまでは、ひどいことがあったら傷つくのは仕方ないことだと思っていました。
だけど傷ついた状態にたどり着くその途中に、自分自身の反応を自分が決めるというステップが隠れていたんです。
「傷つく」か「傷つかない」かどちらかを選ぶ。
その選択肢が自分にあったんです。
「傷つかない」ことを選ぶことだってできるんです。
つまり、
傷つくことは仕方ない ←この考えは違うよ、自分でそれを選んでいるんだよ、という見方になりますね。
最初は、えー!そんなことないーと言いたくなりました。
今までの自分の意識との違いに戸惑ったんです。
読んでしばらくしてから、そういう面もあるかもなと理解が追い付いてきた感じです。
簡単には納得できないけど…
原因は自分の考え方だと思うと複雑な気持ちになりますよね…
簡単には納得できないです。
著者もこのように述べていました。
これがそう簡単に納得できる考え方でないことは百も承知している。特に私たちがこれまで何年にもわたって、自分の不幸を状況や他者の行動のせいにしてきたのであればなおのことだ。
スティーブン・R・コヴィー(2013), 完訳 7つの習慣(P83),キングベアー出版
うーん、そうなのかなぁ。
受け入れがたい。
だけど、考えようによっては、自分自身がもっと自由になれる応援の言葉かもしれない。
そう考えるようになりました。
なるべく傷つかない自分に変わりたいから、こう思うようにもなりました。
自分で自分をおとしめる方をわざわざ選びたくはない。
傷つかないという選択肢を自分から選びにいきたい。
今後はその頻度が増えていくといいなと考えています。
エレノア・ルースベルト、ガンジーも言っている
エレノア・ルーズベルト(訳注:フランクリン・ルーズベルト大統領の夫人)は「あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることはできない」という言葉を残している。
スティーブン・R・コヴィー(2013), 完訳 7つの習慣(P83),キングベアー出版
ガンジーは「自分から投げ捨てさえしなければ、誰も私たちの自尊心を奪うことはできない」と言っている。
スティーブン・R・コヴィー(2013), 完訳 7つの習慣(P83),キングベアー出版
似たような感じの意味ですね。
何人かの偉人たちも言っていることで、さらに理解が深まりました。
自分をどうするか自分が決める。
こんな思いが芽生えました。
とはいえ、あからさまにひどいことを言われたら、こちらも容赦なく「それはひどいよー傷ついたー」と主張することも大事だと思っています。
あくまで、自分の心を軽くするために傷つかないという選択をすると思っています。
自分は傷つかない選択をするけど、でも相手には今の言葉はひどいよと主張することも忘れずにいたいです。
まとめ。傷つかないことを選びたい。
傷ついた、と感じた時。
「自分には傷つかない方も選べるんだ」と考える。
毎回は選べないかもしれません。
だけど、もし出来そうだったら「傷つかない」という選択肢を選ぶ。
そんな時があってもいいのかなと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。